『LEONIDAS』キービジュアル
第47回モスクワ国際映画祭
愛に国境はない。けれど、世界は私たちに国境を弾く
10月16日(金)より新宿武蔵野館、10月30日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ K2ほか順次公開
Starring 門間航 永田凜/Artwork by TOH YUSEI/Directed by 橘潤樹。クリエイティブアートカンパニー10NYから映画レーベルBROADWAY CINEMAが誕生。第1回作品『LEONIDAS』が「クリエイティブ映画」として、新しい映画の幕明けを告げる

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News

代々木ブロードウェイの夜景

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Introduction

CINEMA:
THE ART OF DIGNITY
BY 10NY

TOKYO——代々木駅前、現代アートギャラリーと複数の飲食店が軒を連ねる街、「YOYOGI BROADWAY」(代々木ブロードウェイ)。この街は、クリエイティブアートカンパニー「10NY」(イチゼロエヌワイ)が創造してきました。

「0から1を創りだす」という想いを込めた名前の通り、「10NY」はこれまで「想像を創造する」という理念をもって、人々と感性が出会い、新たな感動を生み出す、創造的芸術空間の創成に取り組んできました。そして今、その「想い」を映画という芸術で「創る」ため、映画レーベル「BROADWAY CINEMA(ブロードウェイシネマ)」を立ち上げました。

「BROADWAY CINEMA」は、「クリエイティブ映画」を創出する新しい映画レーベルです。
「クリエイティブ映画」とは、コマーシャル映画と一線を画し、創作家の尊厳から創造される映画作品のことです。
「クリエイティブ映画」は、BROADWAY CINEMA が定義する新しい映画のジャンルです。

BROADWAY CINEMA 第一回作品 映画『LEONIDAS』

薔薇を挟んで立つヒロとアオイ

LEONIDAS/

自分よりも遥かに大きな敵に挑み、 勝利ではなく、誇りを選んだ勇者の名前

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Story

親友の死をきっかけに、音楽の夢から距離をおいた在日韓国人のヒロ。家庭に居場所を見いだせず、孤独を抱えて生きるアオイ。互いの孤独に触れ、国境のない「芸術」を通して、少しずつ心を通わせていく二人。
だが世界は、容赦なく二人の間にも見えない境界線を引き、分け隔てる。

抗えない現実を変えることは難しい。それでも、自分と向き合い、もがき、前に進もうとする姿は、人生の中で、ひどく美しく、そして誇りとなる瞬間なのではないだろうか。これは生まれ持ったアイデンティティと孤独を抱えながら、それでも真摯に未来を見つめようと葛藤する。令和を生きる若者たちの、儚くも美しい物語である。

Synopsis

かつて、人気バンドのギタリストとして仲間と共に夢を追っていた在日韓国人のヒロ(門間航)。しかし、親友でありバンドの核だったギターボーカル・ソウマの突然の事故死を境に音楽から離れ、ダイナーの店員として空虚な日々を送っていた。

ある日、ヒロはSNSでのメッセージをきっかけに、デジタルアーティストのアオイ(永田凜)と出会う。母の再婚をきっかけに名家の令嬢となったアオイは、新しい家庭や義父との関係がうまくいかず、次第に深い孤独を抱えていく。

ヒロはアオイに連れられ、絵の題材にしているチャルカ(糸紡ぎ)工房へ訪れる。そこで彼女が口にした「芸術に国境はない」という言葉。それは生前、ソウマが語っていた「音楽に国境はない」という祈りにも似た信念と共鳴し、ヒロの凍てついた心を溶かしていく。

少しずつ心を通わせていくなかで、「レオニダスの華に囲まれて、凍死すること」が夢だと語るアオイ。彼女の切実な痛みに触れ、自分自身を取り戻すように、ヒロは再び音楽を紡ぎ始める。

ヒロが書き上げた楽曲は動画サイトでヒットを記録し、ニューヨークでの再出発という千載一遇のチャンスが巡ってくる。二人は共に海を渡る決意を固めるが、平穏な時間はアオイの家族が放った一言によって打ち砕かれる。

立ちはだかるのは、個人の力ではどうにもできない「国籍」という壁。愛する人の未来か、それとも二人でイバラの道か。渡米直前、葛藤の果てにヒロが出した答えとは──

一輪挿しの薔薇

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Staff

製作総指揮

TOH YUSEI

本作は「国が在るまえに人が在る」という原作者の想いが、国籍や国境を越える架け橋となることを願う作品です。本編はコリアンジャパニーズが主人公の物語ですが、「国籍」や「国境」をテーマにした作品が、戦時中であるモスクワ映画祭に出品されたことに、本作を世界へ発信する意義があると感慨深く思いました。

また、なにより芸術は国境を超えるものだと、あらためて確信することができました。本作は「国が在るまえに人が在る」という原作者の想いが、世界各地で起きている紛争に起因する、国籍や国境を越えるきっかけとなり、一歩でも、ほんの一歩ずつでも、世界が平和になることを願う作品です。

Filmmaker’s Statement

This film is created with the hope that the original author’s belief that “people come before countries” will serve as a bridge that transcends nationality and borders.

Although the story centers on a Korean-Japanese protagonist, we found it deeply meaningful that a work exploring the themes of “nationality” and “borders” was selected for the Moscow International Film Festival during wartime, as it gave us a strong sense of the significance of presenting this work to the world. Above all, it reaffirmed our belief that art transcends national boundaries.

This film, inspired by the author’s belief that “people come before countries” is intended to serve as a catalyst for transcending nationality and borders arising from conflicts around the world, and we sincerely hope that it can contribute, even if only step by step, to a more peaceful world.

監督

橘 潤樹

Junki Tachibana

「LEONIDAS」は価値観の変革が急速に進んでいる令和時代に、ボーダレスな価値観を持って生きようとする若者の出会いと別れ、そして未来への意思を描く作品です。「ボーダーレス」に向かおうとする未来への意思を在日韓国人のヒロと、財閥の娘でありながら孤独なアオイの出会いによって物語にします

日本でも人種の多様化が進んでいますが、現実として世代間や教育によって意識の乖離が存在します。生まれながらにして人はそれぞれのアイデンティティを持っています。国籍や貧富の差、平等ではないかもしれません。

しかし、現代社会では、個性こそが強みとなる時代に変化しています。この作品を通して、人は生まれながらにして持っているアイデンティティと向き合い自分自身を愛せるというメッセージを伝えたいと考えています。それがこれからの価値観として、作品を通して社会にさらに広がって欲しいと思っております。

Director’s Statement

LEONIDAS is a film that portrays the encounters, farewells, and determination for the future of young people striving to live with a borderless mindset in Japan’s Reiwa era, a time in which social values are rapidly transforming. The story depicts a determination toward a more borderless future through the meeting between Hiro, a Korean resident of Japan, and Aoi, the lonely daughter of a wealthy and influential family. Although Japan is becoming increasingly diverse in terms of race and ethnicity, significant gaps in awareness and understanding still exist between generations and across different educational backgrounds. Every person is born with their own unique identity. Differences in nationality, wealth, and social circumstances mean that people may not begin life on equal footing. However, contemporary society is evolving into one in which individuality itself can become a source of strength. Through this film, I hope to convey the message that by confronting the identities we are born with, we can learn to accept and love ourselves. It is my sincere hope that this way of thinking will continue to spread throughout society through this work and become one of the values that shapes the future.

屋上でセッションするバンドメンバー

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Cast

ヒロ役 門間航

門間 航

Wataru Monma

ヒロ 役

1998年生まれ、宮城県出身。『10年、渋谷をさ迷って A decade of roaming』(21)で鮮烈な映画デビューを果たすと、『ハードタイムズ』(21)で早くも映画初主演。その後も、ホラー映画『VOID』(23)で強烈なインパクトを残したかと思えば、人気ドラマシリーズ『ワカコ酒』(25〜)にもレギュラーで出演。助演映画『ゴリラホール』(25)は横浜国際映画祭2026のコンペティション部門にノミネートされた。近作にドラマ『普通の恋愛』(26)、『ただの恋愛なんかできっこない』(25)、映画『シーシュポスたちのまなざし』(26)など。office MUGI所属。

アオイ役 永田凜

永田 凜

Rin Nagata

アオイ 役

映画『誰よりもつよく抱きしめて』(25/内田英治監督)、ドラマ『弁護士 六角心平 京都殺人事件簿2』『惡の華』、舞台『十年希望』『産声が聴こえない。』などに出演。短編映画『白縹』では最優秀俳優賞・船越英一郎賞を受賞。

ソウマ役 仲野温

仲野 温

On Nakano

ソウマ 役

1998年生まれ、兵庫県淡路島出身。YouTuberとして活躍していたが、俳優に専念するため引退。特撮ドラマ『牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者』(24)、映画『OUT』(23)、海外ドラマ『TOKYO VICE season2』(24)とすべてオーディションでメインキャストを勝ち取り強烈な印象を残している。2025年には初主演映画『シケモクとクズと花火と』が公開。その他、近作にドラマ『スピナーベイト』(26)、『宙わたる教室』(24)、映画『YOUNG & FINE』(25)などがある。office MUGI所属。

モクタール

モクタール

Moctar

神奈川県出身。『クロコーチ』(13)で俳優デビュー。テレビ朝日『ロンドンハーツ』では「4人目のパンサー」としてコントを披露した。他にも『仮面ライダーBLACK SUN』や『1972渚の蛍火』等のドラマ、SNS縦型ショートドラマチーム「こねこフィルム」に出演している。

サシニ

サシニ

Sashini

スリランカ出身。4歳で両親とともに日本に移住し生活。モデルとして活動しており、CMなどに多数出演。本作で映画初出演。

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Music

おい、お前ら聞け!
音楽に国境ないんだよ。いい曲ってのはさ、人種も宗教も越えてゆける力があるんだよ。
俺たちには絶対そういう曲つくれるはずだから。だろ、ヒロ?

でも絵に国境はない。だから好きなの。
絵を描いてる時間だけは平等な気持ちになれる。
空は繋がってる。

ヒロが音楽始める時、お父さん、なんて言ってたか知ってる?
「音楽はボーダレスだ。言葉も国も超えて、人と人の心を繋げることができる。
そんな素敵なことを仕事にできたら、幸せだろうな」

LEONIDAS Theme Song

wish /

I wish, over the world, over the border, over the countries
I wish, over the cultures, over the races, over the religions

You said we can’t make it. You’ll never make it. There’ll be no peace, eh.

So I say, you can’t tell us... you can’t tell ’cause we have a dream.

Yeah, from all over the world, I can send you this song.
I wish, I wish, I wanna touch the mind of people.

Alright, so that I may be able to touch their hearts.
If they can’t take it, and that’s the way it goes I hope that...
At least I’ll touch the hearts of you & me.

How does it feel ? What are you feeling ?

Life is beautiful, ’cause you have love & dreams.
The world is beautiful, ’cause you have love & dreams and peace. * Main feature: instrumental

挿入歌のジャケット

LEONIDAS Insert Song

Leonidas Requiem /

あの日、お前と俺の出会いは
運命さだめの名のもとに宿る魂
引き寄せられて釘付け、俺を虜にさせた
赤いコートに身をまとい、階段下りてちらと横目に
こちらを見た君の笑顔は、とても綺麗だった
これからいつも二人で重ね重ね積み上げていく笑み
ヒロくアオイこの世界で そりゃ美しすぎた薔薇

愛を歌い過ごしてた 愛を歌い過ごしてた
愛を歌い過ごしてた 二人きりで過ごした夜

あの日、お前は俺に言ったね、
こんながんじがらめの世の中で
私は一体どうやって生きてゆけばいいの?
白いキャンバスに描いた心カラッポ、中ドロドロの
絵具を外にぶちまけ、それを破り捨てた
割れたグラスの欠片を、のどに突き当て泣き喚いてた
このまま二人どこかへ消えられれば楽なのに

泣いて泣いて抱きしめた 泣いて泣いて抱きしめた
泣いて泣いて抱きしめた 二人きりで過ごした夜

泣いて泣いて抱きしめた 動かぬ君を泣いて抱きしめた
泣いて泣いて抱きしめた 一人きりで過ごした夜

あの日、お前と俺の出会いは運命さだめの名のもとに宿る